「スーパースプレッダー」とは?英語の意味、実際に起きた事など、簡単に分かりやすく解説!【コロナ関連】

カタカナ語の意味

最近ニュースで頻出する、カタカナ言葉「スーパースプレッダー」って何?
英語の意味や原因まで、誰でも分かるように解説します。

率直に言うと、感染している間に、たくさんの人へうつしてしまった(二次感染を起こした)人物 のことをいいます。
また、スーパースプレッダーによって起きてしまった多数の人が感染する現象を、「スーパー・スプレッディング」と呼ぶこともあります。

その原理としては、通常の感染している人に比べ、飛沫中などに含まれる細菌やウイルス感染価が多いことが考えられます。
その他、集団免疫の低下や、院内感染の発生であるとか、病原体側の病原性の強さ、他の病原体との重感染など、複数の理由が重なって発生する事があります。

今まで、麻疹、結核、風疹、サル痘、天然痘、エボラ出血熱、重症急性呼吸器症候群 (SARS) でスーパー・スプレッダーが発生していたことが判明しています。

実際に今までも「スーパースプレッダー」は存在している
(中国語で毒王)

2003年に重症急性呼吸器症候群 (SARS) のアウトブレイクが北京で発生した際には、最低8人以上へ感染拡大した人物を疫学上のスーパー・スプレッダーと設定されました。
また、中国・天津市でも新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)を、患者1人が160人に感染させていたことも。
「スーパースプレッダー」の存在は、重症急性呼吸器症候群 (SARS) の流行時に大きく注目されたが、不顕性感染のまま腸チフスを拡散させ続けたメアリー・マローン(「チフスのメアリー」)など、古くからもその例はいくつか存在しています。

今回の新型コロナウイルスでも、「スーパースプレッダー」は存在している。

おおよそでいうと2次感染が起こらなかった確率は80%くらいだと言われており、
感染していてもほとんどは1人から平均2~3人に感染が広がっているという状態だが、まれに「スーパー・スプレッディング」により、感染が進んでいる。
・シンガポールに渡航して新型コロナウイルスに感染し、その後11人にウイルス感染をもたらし、イギリス人男性がスーパースプレッダーとされました。
・シーク教の指導者は、イタリアやドイツからインドに帰国した後に感染が発覚し、自主隔離を指示されたが無視して、農村十数か所を巡り、説教を行ったあと死亡します。複数の感染者が発覚しており、スーパースプレッダーとなりました。感染させられた可能性のある1万5000人が厳重な隔離下に置かれました。

その他にも、アメリカのシカゴで新型コロナウイルスの感染者1人が葬儀や誕生日パーティーに出席したことで、少なくとも15人が連鎖的に感染したとみられ、このうち60歳超の3人が1カ月以内に死亡しました。
感染源となった人は、出席前には検査を受けておらず、せきなどの軽い呼吸器症状しかなかったそうです。
葬儀は約2時間でしたが、前夜に約3時間の会食がありました。
死亡した3人は循環器疾患か呼吸器疾患の持病があったそうです。

こうして「スーパースプレッダー」による多数の感染が起きたとされています。

どの様な人がスーパー・スプレッダーとなりやすいのか現時点では不明です。

とにかく、自分が感染者かもしれないと考え、「人に感染させない」と考えて、行動するしかないですね。

世界の国別・日本国内の、感染者数推移はこちら

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