この記事では、布マスクを、家にあるもので効果を強化するという方法についてお伝えします。
布マスクは、空気中のウイルスから防御する効果は低いと言われています。
ですが、新型コロナウイルス感染症の影響により、全国のコンピニ、ドラッグストアや薬局でマスクの品薄が続いています。それを受けて、国が布マスクを1世帯2枚配布したり、文部科学省が小中高等学校の授業再開に合わせて布マスクの作成を推奨しています。しかし、布マスクの性能はすでに空気中にあるウイルスをマスクがガード(防御)するといった効果はないと言われています。
そんな中、香港の鄺士山(クウォン・シーサン)化学博士が、自宅であるもので簡単に、医療用マスクに匹敵する性能を持つ「HK Mask」を考案し話題になっています。
フィルターとして、布マスクと口の間に、機能を強化させる物を挟むというものです。
詳しく説明すると、「HK Mask」というものは、公式の型紙を用いて作成した布マスクに、キッチンペーパーやティッシュペーパーなどのフィルターを挟むだけで、間に挟むフィルターの選択次第では0.3µmの試験粒子を85~90%まで捕集できるレベルまで防御力をあげることができると考案しました。つまり、医療用「N95」マスクの最大91.3%の性能を持たせることが可能になるということです。
布マスクの内側(布マスクと顔の間)に、ティッシュを1枚挟むだけでも効果があります。
【ちなみに、普通のティッシュよりも鼻セレブのようなしっとりしているティッシュの方が、繊維が細かいのでおすすめです。 】
また、ティッシュではなくキッチンペーパーを挟むと、ティッシュよりも2倍近くの効果があります。
枚数を2枚に増やすとさらに効果があります。
ティッシュを2枚にする場合でも、キッチンペーパーを2枚にする場合でも、
1枚目に対して、2枚目は90度向きを変えます。
このようになるべく強化していくことによって、布マスクでも、
医療用マスクに匹敵する機能性を手に入れることができると考えられています。
ただし、せっかくフィルターでマスク自体の防御力をあげても、鼻が出ていたりマスクのどこかに隙間があったりして、空気の通り道があると、何の意味もないですので、
なるべく顔をしっかり覆う形の布マスクを使ったり、サイズが合うものを使いましょう。
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