新型コロナウイルス感染予防で、今問われる本当の「マナー」とは?

カタカナ語の意味

その人によって、今日新型コロナウイルス感染予防のために使える時間、余裕、道具。
仕事が休めるか、新型コロナウイルスによってどんな状況をもたらされるのか。
各家庭によって、状況や考え方も違います。
そんな中で、私たちはどのように新型コロナウイルス感染予防に向き合っていけばよいのでしょうか?

新型コロナウイルス感染予防への「マナー」とは?

マナーとは、他人のために思いやるという意味ですね。
ルールとは違い、強制されるというよりはお互いを気遣いましょうという暗黙の了解のようなものです。
そのため、マナーは「こういうものである」と統一された基準があるものではありませんが、
最近ではコロナウイルス対策のために、テレビが呼びかけているため、大体の基準ができてきています。
新型コロナウイルスに関するマナーでいうと、今一番言われているのが「ソーシャルディスタンス」ですね。

ソーシャルディスタンス の意味はコチラ


「2m程度離れる」というこの新しいマナー自体は、日本国内ではまだ守れる人は少ないのではないでしょうか?
また、元々新型コロナウイルス流行前は、こんな考え方が多かったはずです。
・帰宅したら手洗いをする
・自分に風邪などの症状がある場合に、マスクをする。
・人前でくしゃみやせきをするときは、手で鼻や口を押さえる。
・高熱が出たら職場を休む(わずかな微熱で体調が大丈夫そうなら、職場を休まないことも少なくない)
・微熱もなくて、軽度な風邪気味な症状だけなら、予定をキャンセルまではしない


ですが、新型コロナウイルス流行後では、マナーはこうなりつつあります。
・人の多い場所へ行ったら、手洗いやアルコール消毒をする。
・自分に症状がなくても、人のいる場所に行くときにはマスクをする。
(ウイルスをもらわないため、そして、自分が無症状なだけでウイルスをもっているかもしれないので、人にうつさないため)
・人前でくしゃみやせきをするときは、手で鼻や口を押さえるが、その後その手にウイルスが付着しているかもしれないので、物を触る前に手を洗ったり除菌をする。
・微熱が出ただけでも、また、軽度な風邪の症状があるだけでも職場や人のいる場所に行かないようにする。
・3密
(密閉した室内・人との密集・密接な距離) と言われる状況を作らない。
これらは、 政府やニュースでの「こうしないと感染するリスクが高まります」という情報から、その忠告を聞くとこうするしかない、と変化したものです。

全ての人がこれができていれば感染のリスクが大きく減るため、理想であり、これができていないと周りの人間から不快に思われることがあります。
ただ、人によって状況は異なるため、現実的に出来ないことも多い、日常で行っていくには難易度の高いマナーです。
そのため、1日の中でわりと時間に余裕があるような人はできるかもしれない。
ですが、これらは感染予防に必要なことですが、現実的には人によってできないこともありますね。

例えば現状、
お給料に響いてでも仕事をテレワークにや、休みにすることができる人もいれば、
会社のトップの考えであったり、仕事内容的にどうしても新型コロナ流行前と同じように行かなければ、まったく給料がもらえないので、生活のために仕方なく以前と同じ生活をしている人もいます。
その中で、先ほどの緑字新しいマナーを守って生活することは、現状の日本のスタイルではほぼ無理に近いでしょう。
また、家でテレビを見て新型コロナについて知識を深めることができる人もいれば、
毎日生きるのがやっとなくらい忙しく生きている人もいる。
自分の世話だけしていればいい人ならば、命を守るためにより丁寧で慎重な行動がとれるが、
自分のことは置いておいて、走り回る小さな子供を何人も毎日コントロールしなければいけない人、
高齢な家族や体が不自由な家族を世話している人などは、自分以外の人のことまでそれだけ気を付けていかなければならない事が増えていきます。
元々時間がいくらあっても足りないような人にとっては、新型コロナウイルスに関する新しいマナーまで網羅するのは、正直難しいでしょう。
疲弊している中、現実的にできる事だけをやるという形になっていく人も、いろんな人がいるこの世の中では存在すると思います。

みんなで一丸となって感染予防していくのは前提ですが、
それの徹底が難しい人に対してひどいことを言うのはやめなければいけません。
それも新しいマナーとして考えていかなければならないですね。

大変な時代となってしまいました。

世界の国別・日本国内の、感染者数推移はこちら

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